年収300万円なのにポルシェに乗っているフジシマです。ポルシェ911って実際どうなの?と考える方は多いと思います。実際に3年ほど911に乗っているユーザーの目線で良いところと気になるところを書いてみたいと思います。
良いところ①:見た目が良い
見た目かよ!ってお思いでしょうがスポーツカーにとってこれ以上に大切な要素はないと思います。真面目に。
ポルシェ911の基本的なボディの形は911が生まれた50年以上前から変わっていません。
後輪車軸上にエンジンを搭載する独特なリアエンジン機構(RR)に由来の屋根から後端に落ち込んでいくボディ形状。
余計なプレスラインを入れず「カド」がない滑らかなボディパネル形状。そしてアイコニックな丸目のヘッドランプ構造。
これらは現代のほかの自動車とは一線を画すデザインで、街で見かけた人の誰もががポルシェ911だと認知できる特徴です。
伝統のフォルムと現代の技術を融合させ高性能なクルマでありながら主張をしすぎないことでフォーマルな場面にも使用できる見た目を持ち合わせています。
良いところ②:スポーツカーとして運動性能が高い
見た目がいいとなれば、そこから想像できる走りをして欲しいものです。
911は運動性能が高いです。平たく言えば自動車の走る・曲がる・止まると言った自動車としての性能が良いということです。
ポルシェ911はその歴代全てのモデルが世界中のスポーツカーの基準とされてきたほどです。
その実力は確かなもので大抵のスポーツカーに対しては911シリーズで最もベーシックな「カレラ」でも十分に通用するものを持ちます。
もちろんその性能は普段の使いでも感じることができます。アクセルを踏み込んだ時の加速感とエンジン音。ステアリングをいつもより切り込んだ時の安定性。ブレーキを強くかけた時の安心感。
どこを取ってもトップレベルの運転感覚と性能だと思います。
良いところ③:型落ちでもサマになる
新車なんか絶対に買えない私のような者にとっては大切な要素です。
ポルシェ、特に911は趣味性の強いクルマと言えます。
趣味性の強いクルマは「あえてこの型式に乗っている感」が出ます。
現に自分の911は2009年式の997型(以下997)なので余裕で型落ちです。しかし、それが気になることはありませんし指摘されたこともありません。
むしろ実際に911は年式が古くても新車並み、あるいはそれ以上の価格で取引されることもしばしばあります。
911はそれぞれの世代にファンがいる稀有なクルマです。
それぞれのオーナーが自分の911に誇りを持っています。
先輩オーナーに倣い自分の911に誇りを持って乗れば自然と「サマになる」ことが出来るでしょう。
気になるところ①:乗り心地が少し硬め
乗り心地が少し硬いです。スポーツカーとしての性能を担保するためには硬めのサスペンションが採用されています。ただ、硬すぎるということはないので人それぞれではありますが。それでも標準的なセダンやハッチバックよりは乗り心地は硬い部類に入ることは間違いないので意識しておきましょう。シートポジションが低いこともあり路面の情報はダイレクトにシートに伝わってきます。助手席に誰かを乗せるときは留意しておきましょう。
気になるところ②:コールドスタートがうるさい
コールドスタートとはエンジンが冷えている時にそれを始動させることです。日本語では冷間始動とも言います。
私が乗っている997は比較的現代的な部類の911と言えますが始動時は別だと感じます。コールドスタートではマフラーの触媒を暖めるためにエンジンのアイドリング回転数が30秒ほど高くなります。その間私はクルマを動かさないでおきますが結構な音量です。
さらに997にはコールドスタートであるかに関わらず始動時に一瞬鋭くエンジンが吹け上がる演出があります。とてもカッコいいですが聴き慣れていない人にとっては爆発音にも聞こえるほどです。
早朝・深夜の住宅街では気を使います。それらの時間帯にどうしても始動させなくてはいけない時は始動後すぐにクルマを発進して少しでも近所迷惑にならないように心がけています。
まとめ:メリットに比べたら気になるところは許容できるはず
どんなん車でも100点満点の車はありません。
911のような趣味性の高いクルマについては特に何かを犠牲にしてでも性能を実現していることが多いです。
乗り手の我慢でどうにかできる事と、できない事があります。それを理解した上でうまく付き合っていく事が大事です。
走らせ方や使い方でどうにかできる部分に関しては最大限どうにかするのが大切です。
同乗者、ご近所さんへの気遣いを忘れないようにしましょう。ご家族、ご近所さんの理解があってのクルマ趣味ですので。
では。
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