スポンサーリンク

ポルシェ996、997前期の6番シリンダー問題【傷の対策は?】

ポルシェ
記事内に広告が含まれています。

年収300万円しかないのにポルシェ911に乗っているフジシマと申します。

ポルシェ911の996、997前期をお探しの方は「6番シリンダー問題」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

この問題はポルシェ996、997前期の水平対向6気筒エンジンにおいて特定のシリンダーにトラブルが起こり最悪はエンジンの破損に至る、という問題です。

今回は

  • 6番シリンダー問題って何?
  • 6番シリンダー問題が起こる理由は?
  • 6番シリンダー問題の対策、中古車の選び方はどうすればいい?

を知りたい方にむけて書いていきたいと思います。

996,997前期の6番シリンダー問題の概要

6番シリンダー問題は以前当ブログでも取り上げた「インタミ問題」と並ぶ重大なトラブルといえます。

起こる頻度は多くはないですが問題を知っておかないと対策のしようもないのでまずは問題について知りましょう。

6番シリンダー問題とはその名の通りエンジンの6番シリンダーにトラブルが起こることを言います。

6番シリンダーはエンジンを後ろからみて右側バンクの一番奥のシリンダーです。

カレラ系のエンジンで起こる問題です。ターボ系、GT系のエンジンは構造が違うので起こりません。

6番シリンダー問題が起こる理由

そもそも6番シリンダーは

  1. シリンダーが車体中心部に近く排熱が厳しい位置である
  2. エグゾーストパイプが6番シリンダー近くを通過する

ことによる熱を持ちやすいシリンダーであるという特徴があります。

そのため、特定の状況下では6番シリンダー付近の冷却が追い付かないこと(オーバーヒート)が起こりエンジンの内部、つまりシリンダーに傷をつけてしまったりすることが起こります。

また、オーバーヒートを起こすことにより同時に潤滑もうまくいかない状態となります。

996、997前期に搭載されるエンジンに関しては残念ながら、構造上の問題によって引き起こされてしまう事象といえます。

ちなみにエンジンを後ろからみて右側バンクの6、5、4番シリンダーが熱的に厳しいそうです。

5、4番シリンダーはそれぞれ真ん中、手前側のシリンダーになるのでそちらは位置というよりは近くを通過するマフラーによる排熱が主に厳しいのかもしれません。

しかし、冒頭でも述べた通り、全ての996・997前期で6番シリンダー問題が起こるわけではありません。

すべての個体でこの問題が起こっていたら中古車市場なんて成り立たないですしね。

幸か不幸か6番シリンダー問題は走行距離に関係なく、低走行の911でも起こります。

したがって、996、997前期を選ぶにあたって大切なことは6番シリンダー問題を起こさない個体を探し当てる、ということになります。

それができるのであればはじめから苦労はしないですよね。スミマセン。

探し当てるとは言ってもシリンダーに問題を抱えた個体は5%以下といわれているので普通だったら問題のない個体の方が圧倒的に世の中に多く存在し、それを手にできる確率の方が高いでしょう。

996,997前期の6番シリンダー問題の対策

すでに傷が入ってしまったシリンダーは修理をすることでしか直せません。

そうならないためにシリンダーの傷の発生を抑える対策を以下に挙げました。

冷却系の点検をする

6番シリンダー問題の対策はとにかく冷却系(水回り)のメンテナンスを怠らないことです。

冷却水のマメな交換はもちろんですが、ウォーターポンプやサーモスタットといった冷却にまつわる水回りのパーツは交換してあるとオーバーヒートを防ぐことができ、エンジンを保護することにつながります。

これらのパーツの機能が十分に保たれていないと夏場の渋滞走行やサーキット走行で異常にエンジン温度が上がってしまうことことがあります。

オイル交換サイクルを守る

あとはオイルの交換もキッチリやってあげましょう。

オイルもエンジンのシリンダーの中に入り込んで冷却や摩擦(熱)の低減を行っています。

長時間熱が入ったオイルは本来の性能が発揮できなくなるので定期的な交換が必要です。

メーカー推奨は1年毎か10000kmかのどちらか早く来たほうとなっていますがこれでは交換サイクルが長すぎます。

理想は3000kmとする声もありますが半年か5000kmかのどちらか早い方が来た時点で毎回キッチリ交換が出来ればオイルメンテナンスとしては大丈夫だと思います。

少しでも心配を減らすには当たり前のことを当たり前にやっていくことが大切です。

ちなみ私の997後期型は経費削減のため自分でオイル交換してます。

長距離メインで乗る

乗り方でも対策はできます。

それは短距離よりも長距離で乗ってあげることです。

なぜこれが対策になるのか。

それは短距離で加減速が多いような場面だと、加速時にエンジンは多くの燃料を必要とするからです。

その状態だとシリンダーに取り込まれる混合気に含まれる燃料が濃くなり、シリンダー内部にあるエンジンオイルを薄めることになります。

ガソリンで薄まったエンジンオイルはやがてオイルとして十分な冷却・潤滑の性能が発揮できなくなってしまう可能性があります。

そのためなるべく長距離を郊外などで乗り、適正な燃料の濃度で走れるように意識してみましょう。

それでも都市部にお住まいでどうしても短距離メインの走行になってしまう方は必ずオイル交換サイクルを守って質の悪くなったオイルをいつまでも使わないように気をつけましょう。

また、燃料過多になってしまう原因としてはインジェクターやセンサーなどの燃料系の不良もなくはないです。

部品の交換歴がないようでしたら乗る前に交換しておくことでより安心して乗れるでしょう。

996、997前期の中古車の選び方

私も含めてですが素人にとってはエンジンの状態が良好かどうかを見極めることや、ましてやこれからトラブルが起きるかを見極めるのは至難の業です。

これから中古車を選ぶ方はポルシェ911に詳しいお店の在庫を購入したり、クルマを探してもらったりするべきでしょう。

6番シリンダー問題について詳しいお店では先ほどの水回りのパーツの交換の重要性を理解していますし、中にはシリンダー内部をスコープ(小型カメラ)で確認し、傷が入っていないかを確認してくれるお店まであります。

6番シリンダー問題は低走行車両でも起こると書きましたが、問題が起こるものは低走行でも起こり、起こらないものは過走行でも起こらないということです。

そのため、ある程度の距離(5万km以上)を走っていてシリンダーに傷が無い車であれば安心して乗れる確率が高いということになります。

また、一度トラブルを起こしてしまった911でも対策部品による修復が行われていればこれからは問題は起こりにくいといえるでしょう。

まとめ:ポルシェの6番シリンダー問題

ポルシェ996、997の6番シリンダー問題は放っておくと最悪エンジンを壊してしまいます。

その部分だけを取り出して語ってしまうとただの恐ろしいトラブルですがその先行するイメージは行き過ぎと考えます。

物事は正しく恐れることが大切です。

何度も言いますが、6番シリンダー問題は発生確率が低いといわれる事象ですし、正しい対策を行うことによりさらに安心して乗れます。

6番シリンダー問題に詳しいショップが存在しますので、996、997前期をお探しの方はそちらで相談をしましょう。

996、997前期は「インタミ問題」、「6番シリンダー問題」など有名なトラブルがあります。

インタミ問題についてはこちらをご覧ください

ポルシェ911の入門として最適な996、997を諦めるのはもったいないです。

ポルシェはやはりポルシェなのできちんとしたメンテナンスをすれば長く乗れるのが基本です。

詳しいお店に相談しながら長く付き合っていきましょう。

では。

スポンサーリンク

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました