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ポルシェ911(997後期)のPDKの感想【故障・乗り心地は?】

ポルシェ
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年収300万円でポルシェ911に乗りブログを書いています。フジシマです。

ポルシェ911の997後期型から従来のオートマチックトランスミッションに代わるPDKというトランスミッションが搭載されています。

911としては2009年型から導入されており、そして私の911にもこのPDK搭載されています。

911に少し遅れてケイマンやボクスターにもPDKが搭載されています。

PDK(=DCT)はATに比べて一般的ではないため「ギクシャクする」とか「故障する」とか思われがちですが実際のところについて述べたいと思います。

初めに結論:ポルシェ911のPDKはかなりいいです

PDKが初めて搭載された997型911。PDK搭載の997に乗りたい方はこの顔を覚えておいて。

まず快適です。

自分で運転していて何も不満がありません。

乗る前は「PDKでも運転の楽しさはあるのかしら?」と思ったのですがそれは無用な心配だと気付かされました。

PDKでもポルシェは楽しいです。

(ぶっちゃけティプトロニックのATでもポルシェは楽しいんだと思います)

7速まであり、燃費も良いし本気で走るときはMTやATよりも素早く変速をします。

巷ではギクシャクがどうのこうの言われることもありますが、私の場合は気にならないレベルと考えています。

特定の条件でのみ注意は必要ですが通常走行でギクシャクなど起こることはありません。

そのような些細な欠点よりも、変速の歯切れの良さ、エンジン回転のレスポンスの良さなど利点が優っていると感じます。

997.2に搭載されているPDKと耐久性について

一般的な分類で呼ぶとデュアルクラッチトランスミッション(DCT)と言われます。

 2010年代年は欧州車のスポーツモデルを中心にDCTが採用されていました。

今はATでもいい性能が出せるようになって来ているので下火になってきています。

997.2のPDKは発売されてから15年ほど経過しているので故障も心配されるところです。

ですが私は2年近くPDK搭載の911に乗っているものの不具合もないですし、それらしい素ぶりもありません。

メンテナンスは納車整備時にやってもらっているPDKオイルの交換だけだと思います。

過去にPDK本体の交換歴もないはずです。

私の997は前オーナーがそれなりにサーキット走行をさせている個体です。

もうすでに10万キロが見えてくる走行距離でもありますがこれくらいではビクともしないといった感じです。

普通の街乗り程度では壊れない耐久性は持ち合わせていると思います。

乗り心地

パナメーラにもPDKが採用されている。ポルシェはPDKの乗り心地に自信があるようだ。

故障しないとなれば次に大事なのは乗り味。

巷ではよく、PDKは低速時のギクシャクが〜云々と言われがちです。

実際乗ってみてどうかと言われると、普通のトルコンATのように乗れます。

ギクシャクはしませんし、特殊な操作はなくても普通に乗れます。

ゆっくり加速していくと1→2速時は半クラを使う事がありますがエンジン回転が少々うわずるだけでショックなどはありません。

流れのいい道路ではいつの間にか6速や7速に間に入ってる感じで街乗りでは存在感を感じさせない変速をしてくれます。

ただし、雑に扱えばそれなりの手応えを返してくるので運転している人のレベルによって感想は変わるかもしれません。

スムーズに乗るコツ

PDKはATとは違って乗りこなすものです。

適切な操作を行いスムーズに走らせましょう。

といっても走らせるポイントは以下の3つだけです。

1.ブレーキのリリースはゆっくり

2.アクセルオンは一呼吸置いてから

3.停止寸前での再加速はできる限り避ける


まず1と2です。

エンジン排気量が大きいこともあるせいか力強く半クラ(擬似クリープ)をしてくれるのでブレーキのリリースが雑になってしまうと唐突に車が前に進む力が発生するので車の動き始めに加速Gがかかりがちです。
急激な加速Gを起こさないために雑なブレーキなリリースは避けましょう。

そしてDCT搭載車はブレーキをリリースした後にすぐにアクセルを大きく踏まない事も大切です。

擬似クリープのみで加速させるイメージでほんの一瞬、間を置いてからアクセルを優しく踏み増すことでDCTが余裕を持ってクラッチを繋いでくれるのでスムーズに加速していくことができます。

これをブレーキからアクセルの踏みかえを素早く行うと素早い加速をしたいとPDKが勘違いをしダイレクトなクラッチのつなぎ方をしてしまうことがあります。スムーズに乗りたいのなら優しく、タイミングよくアクセルを踏みましょう。

また、PDK搭載車では完全停止直前に再加速を試みるとスムーズさを欠く場合があります。

これを防ぐのが3です。

997.2のPDKはゼロ発進以外は1速を使いたくないという制御になっています。

完全停止の手前ギリギリまではシフトインジケーターは2速を示したままです。

大抵の場合はそのまま再加速をしても2速発進のような形でスムーズに加速できます。

しかし、稀に完全停止前していない状態で1速に入ってしまうことがあります。

ギリギリ停止寸前の時に再加速をしたり、アクセルの踏み込みが大きすぎたりすると起こります。

アクセルを踏み込んでいる状態で1速に入ってしまうのでショックが起こりやすいです。

そして1速ではアクセル開度に対して余計に加速しすぎるような感覚もあり、余計な加速Gがかかりがちです。ダブルパンチですね。

PDKをギクシャクさせない為には停車と発進をはっきりさせる事です。

ドライバーの意思を明確に車に伝えましょう。

具体的には「減速→極低速(3km/h以下)→再加速」という動作は出来るだけ行わず、「減速→停止→加速」の動作に変えることが有効です。

渋滞の時なども前のクルマにダラダラと擬似クリープ状態で着いていくのではなくある程度距離が空いたら発進して前車との距離を詰めるような走りに変えましょう。

ギクシャクが減るだけでなく、DCTへの負担も減ります。

乗り慣れてくれば1か月、毎週末に乗っても1回も発生しないくらいの運転はできます。

PDKに慣れればギクシャクが発生するのを防ぐ運転ができ、適切な操作を行えば普通のATのように乗ることができます。

PDKの楽しさ

SUVであるマカンにも登場以来PDKが採用されている。カイエンはティプトロニックである。

PDKをはじめとするDCT全体に言える事ですが運転が楽しいです。

変速スピードがはやく、エンジン回転数の切り替わりによる加速感の途切れがありません。

エンジン音も歯切れの良い音を出すので気持ちが良いです。

また、PDKはスポーツモードにする事でさらに変速スピードが速くなります。

ノーマルモードでも十分に早い変速を行いますがそれがさらに早くなります。

「まだ上があるのか」と思い知らされる瞬間です。

そしてエンジンと駆動系の繋がりのダイレクト感が増す感じです。良くも悪くも笑。

MTに乗ったり、運転したりしたことがあれば分かりますがやさしい街乗りシフトからサーキットで走るような素早いシフトに変えたような感覚です。

荒っぽくクラッチを操作してでも変速スピードを優先するような感じです。

それでもスポーツモードでのPDKのシフトはMTの素早いシフトよりは全然ギクシャクはしません。

アクセル開度によってもショックの大きさは変わってくるので普通の街乗りならそれほど大きくなることはありません。

また、PDKの特徴としてシフトを倒してマニュアルモードにすると、レブに当てることができます笑

本当はビビってレブに当てたことはありませんが、本当に当たるんじゃないかというくらいまで回せます。

マニュアルモードにするとPDKは極力介入をやめるので完全に自分のタイミングでギヤチェンジをすることが可能です。

これも運転を楽しみたいときには1つのポイントになりますね。

PDKの変速ボタン

PDKをドライバーの意思で変速させるにはアクセル操作を除き2つの方法があります。

シフトレバーをマニュアルモードにし、プラス・マイナスのゲートに押し込み変速する方法とステアリングに取り付けられたボタンで変速する方法です。

フロアから延びるシフトレバーをマニュアルモードに倒してシーケンシャルシフターのようにシフトできるのは世の中のクルマに多く採用されているものと同じ操作方法です。

997では進行方向側が+、反対側が-となっており、これも一般的なクルマと同じです。

フロアシフターの操作感は重めでありつつもストロークが短く設定されています。

あまり気持ちよさを感じず、正直私は苦手な味付けなのでフロアのシフターではあまり操作しません。操作感は重めでいいのですが、もう少しストローク感が欲しい感じがします。レーシングカーに乗っているわけではないので。

さて、もう一つの変速方法がステアリングに取り付けられた2つのボタンで操作する方法です。

2つのボタンはステアリングを持った時の親指の付け根のあたりにあります。

そのボタンはステアリングの表から裏側まで回り込んでいて、親指の付け根で押す、指先で引くといった動作で操作できます。

このような操作はPDK独特のものであり、押して+、引いて-の操作になっています。これがステアリングの左右についていて、どちらの手でも同じ操作ができます。

つまり片手でアップダウンができるということです。

このボタンは世間的には不評なのですが、操作も簡単ですしわざわざステアリングの裏のパドルへ手のひらを大きく回り込ませるような動作もいらないので私は気に入っています。

最初は間違ってプラスにするつもりがマイナスになってしまうことが多く一度に2段も3段もシフトダウンしてしまうことがありました汗

いまは慣れたのでそれなり思い通りに動いてくれます。

どうしても慣れない方は「スポーツステリング」というオプションがついている997を選べば一般的なパドルシフターに置き換わったステアリングで操作できます。

でも実はこのスポーツステアリングはポルシェで後付けできるオプション、すなわちテクイップメントに指定されており後から取り付けることも可能です。

気に入った997があって、スポーツステアリングがついていなかったと言ってもその997を諦める必要はないのです。

テクイップメントはポルシェというメーカーのすごさの1つだと思います。

話は脱線しましたがPDKの変速方法についてはこんな感じです。

まとめ:PDKは満足度が高く快適に乗れます

911を探し始めたときはMTの国産スポーツカーに乗っていたこともあり、当時は400万円以内で狙えた996のMTを探してもらうつもりでした。

しかし、お店にたまたま置いてあった997.2を見て気に入らなければ最悪乗り換えようと思ってました。

ところがMTを探していた私ような人間がPDKのスポーツ性とマナーの良さに感銘を受けて今でもずっと乗っています。

エンジンからのダイレクト感と変速スピードが良いし、7速の巡航ギアにより省燃費性能にも優れています。

ポルシェのMTに乗ってみたことがないので何とも言えないのですが、PDKがあればMTじゃなくてもいいかなと納得できる出来です。

それにMTの997.2はPDK搭載車よりも200万円以上は高額ですからね。

いくらローンでもなかなか手が出にくくなります。

機会があれば乗ってみたいと思いますが、今の私にはそのような高額な装備は必要ないのです。

みなさまもスポーツカーは絶対にMTだ!と毛嫌いせずに一度PDKをはじめとするDCT搭載車に乗ってみてはいかがでしょうか。

これはこれで結構ハマりますよ。

では。

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