年収300万円のフジシマと申します。ポルシェ911に乗っています。
50年以上の歴史を誇るポルシェの911シリーズは基本パッケージに2+2シーター(大人用座席2つ、補助席2つの定員4名)を採用しています。
小さくてもリアシートがあるので普段使いができるかを気にする方は多いと思います。
実際に911オーナーとして述べてみたいと思います。
結論:普段使いはできるが…あまりおすすめはしません
普段使いはできますが私個人としてはおすすめしないです。
普段使いの定義にもよりますが、以下の普段使いならおすすめしません。
- 毎日通勤時間帯に使う
- 頻繁に大人3人以上で乗る
とはいうものの911はオールマイティーに使える高性能車として評価が高いので一度は実車を前にして、ご自身のその目で判断されることをお勧めします。
普段使いに適さない乗り方①:毎日通勤に使う
毎日通勤で使う場合に気になるのが車の消耗です。一般に、通勤ラッシュは自動車にとって過酷な状況であるといわれます。
ポルシェの信頼性は一般的に高いとされています。しかし、歴代911には各世代で「弱点」とされる箇所がそれぞれ存在していることも事実です。
「弱点」として注目される理由は一定数の症例があり、なおかつ修理費用が高額であることが挙げられます。
高額な出費は低収入ポルシェライフなど一瞬で吹き飛ばしてしまいます。
過酷な使用によるトラブルを避け、突発的で高額な出費をしなくてよいように努めるのが得策といえるでしょう。自分の年収が増えるまでは。
普段使いに適さない乗り方②:頻繁に大人3人以上で乗る
理由は単純です。
ポルシェ911のリアシートには大人が乗るのは物理的に難しいからです。
3名乗車なら「助手席を前に出してリアシートの空間を出せば…」と考えるかと思いますが、その状態では170cm以上の大人が仮に乗り込めたとしても大変な思いをすることになります。
160cm以下の方であれば何とかなるかもしれません。
まぁ、乗り方を工夫すれば乗車時間30分以内くらいは許容できそうではあります。
現実的にはリアシートはお子様の特等席にするのがよいでしょう。
ただし、基本的に乗り心地は硬めなので2名乗車でも隣に彼女や奥様を乗せる場合はその方々の理解が必要かもしれません。
私がしている解決策
私がしている解決策はセカンドカーを持つことです。
自動車通勤をしていた頃は別の車を使用しておりました。
今でも近場の買いものにはセカンドカーを使用しています。
セカンドカーは故障の心配が少なく、大人も十分に乗れるためポルシェを1台しか持っていない場合に想定されるストレスは全くありません。
税金、保険料、車検費用などは掛かりますが、ポルシェにトラブルが起きて高額な修理費用が掛かるよりはマシだと思います。
それに当然セカンドカーには家族もゆったり快適に乗れますしね。
軽自動車が維持費的には安いですが、普通車でもそれなりに楽しめて安く手に入れることができる車種もあるので探してみるのも面白いですよ。
ちなみに、筆者は常にセカンドカーを探しています(買えないけど)。
「セカンドカーにはカーリース」という選択肢もある
ポルシェに維持にセカンドカーが有効とはいえ、まともなセカンドカーを買うにしてもまとまったお金が必要になります。
大体50〜100万円ほどはかかってしまうのではないでしょうか。
そんなにまとまった出費をしたくない場合にはカーリースがおすすめです。
カーリースのサービスを使うことで新車に保険代・車検代込みで月々定額で乗れてしまいます。
月々定額のカーリース【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】
賢くセカンドカーを維持したいのであればもはや自己所有する必要はないとも言えます。
ポルシェ911が問題なく使える場面
買い物は大丈夫です。
大きくて形の変わらない荷物(例えば家具とか、物干し竿とか)を運ぶのは苦手ですが、大量のレジ袋やレジカゴ、ペットボトル飲料の箱などは十分に積載することができます。
雪道も大丈夫です。
RR(リアエンジンリアドライブ)方式なので駆動輪にエンジンの荷重がかかるので坂道発進もできるくらいにトラクションがあります。
その上に4WDモデルも用意されているので雪道で動けなくなる方が難しいくらいのラインナップです。
また、ポルシェは伝統的にサビに強いと言われているので融雪剤のある雪道でも錆びる心配をほとんどしなくて良いです(ちゃんと洗車はした方がいいですが)。
あとは、キャンプとかも大丈夫です。
ポルシェには屋根にテントを組み立てられるアタッチメントが販売されているのでそれを使ってハシゴで登って使えたりします。
よく996の上にテントがくっついた画像を見かけます。
SUVしかいない中で911でキャンプ場に行ったら注目度No.1間違いなしですね。
ポルシェ911の普段使いしやすいポイント
私は997.2に乗っていますのでそれについて普段使いしやすいポイントを挙げてみます。
燃費が悪くない。
郊外メインの走行で11〜12km/ℓです。3.6リッターエンジンの車にしてはなかなか良い数字だと思います。
故障が起こらない。
オイル交換以外、2年間ノーメンテで乗りっぱなしですが故障が起きたことはありません。消耗品の交換の足音は若干感じます。
サイズがそこまで大きくない。
911であってもボディサイズは大きくなく、取り回しもよく運転がしやすいです(997カレラは全幅1810㎜)。
屋根が低く小さな車は洗車もしやすいので乗る前汚れてたらにパッと洗って出かけたりもできます。
おすすめの洗車グッズはこちらで紹介しています。
まとめ:ポルシェ911は普段使いできるのか
いかがでしたでしょうか。
911に乗るならセカンドカーを持つのがおすすめ、というある意味期待外れの結果だったかもしれません。
とはいえ、それは理想論を言ったまでであり911の1台体制でも週末の買い物やドライブなどには十分に耐えうるパッケージングとなっています。
911は日常的使用の快適性を損なわずに、スポーツカーとしての性能も持ち合わせています。
日常と非日常がうまく融合しているところが非常に魅力的な要素にもつながっていると感じます。
前述の
- 毎日通勤に使う
- 頻繁に大人3人以上で乗る
をできるだけ避けるような工夫を講じることが大切です。
それができればポルシェ911を購入した後も快適に乗れる環境と言えます。
購入をご検討されている方は自分の生活にポルシェ911が入り込む余地があるのかをぜひ考えてみてくださいね。
では。
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