ポルシェ911を年収300万円の稼ぎで維持しようとするフジシマです。
そんなに稼ぎは無いけれどポルシェ911に乗りたい。私がまさにそんな状態でした。私も知識とお金はないけれどポルシェには乗れました。私がポルシェ911を購入した経緯をふまえつつ、
- どういうポルシェを選ぶか
- お金はどうしたのか
などどうやって買うのかについて記事にしてみたいと思います。
結論:ポルシェ911に乗れている理由
私は2021年の冬にポルシェ911の997後期型を契約しました。知識もお金も無かったですが今も911に乗れています。
ローンで購入しましたが月々の支払いも小さく抑えてます。
支払いが小さく抑えられている要因としては
- ポルシェ911が故障知らず
- 残価設定ローンで買う
と言うのが大きな要素です。
正直、この2つがないと私のポルシェの維持はかなり厳しくなっていたと思います。
維持できる要因①:ポルシェ911が故障知らず
これは他の記事でも書いていますが、私はポルシェ911を専門に扱うお店で購入しました。
それはなぜかと言うと
- ポルシェ911のプロが目利きした車両に乗れる
- 万が一壊れても原因究明・修理のノウハウがある
からでした。
911に乗る上でプロの目利きは必須と言えます。
水平対抗エンジンやRRレイアウトを持つ911は他のクルマとは異なる知識やノウハウが多くポルシェ専門店でしか扱えないレベルのクルマと言えます。
911は前のオーナーのメンテナンス状況や各世代の弱点までを知り尽くしたプロに目利きをしてもらうのがいちばん安全に買えます。
特に、私たちが狙う911は比較的安価な996と997前期では前のオーナーのメンテナンス状況次第や元々の個体の性質次第でその後のトラブルが続発するか、そうでないかの運命が分かれます。
お店の方はオークション会場などで週に数十台の911の目利きをしているので私たち素人よりもノウハウがあるのは言うまでもありません。
街で見かけた911があったとしても高年式ではなかったり、余程の自信がなければ専門店以外での購入は控えるのが無難です。
万が一壊れてしまった場合でもクルマを購入するところからお世話になっていればお店としては仕入れた時から知っている911なので話は早いですし、ショップによっては少しアレっと思った早い段階でも気軽に相談出来ます。
維持できる要因②:残価設定ローンで買う
私が買おうと思った時には手元にお金はありませんでした。
頭金が全くなしの状態でローンを組みました。
そのお店はポルシェの買い方で残価設定型ローンで911を買うことを提案しているお店だったということもあり、どうしても911が欲しかった私は911を10年ローンの残価設定ありのローンで手に入れたのでした。
残価設定ローンってナニ?
ローン満期までに車に残る価値をあらかじめ決めておいて、最後の支払いをクルマを売却したお金で返済するというローンです。
例えば460万円のクルマがあります。
10年後に車に残る価値が100万円だと仮定してローンを組みます。すると自動的に月々の支払いは約3万円になります(金利などは簡単な説明のため無視)。
そして最後の1回の支払いは残りの100万円を支払わなければならない、というローンです。10年後でも車には100万円の価値が残っているので最後に車を売却して支払いが完了するという少々特殊なローンです。
10年後に車体の売却金で支払うか、その時に自分が持ち合わせている100万円があればそれで支払うか、を選べるのが残価設定型ローンです。
私は10年で残価設定ローンを組んだので10年だけ911を楽しむということにしたのです。でもこの支払方法のおかげで月々の支払いは安く抑えられています。
残価設定した金額はいつでも繰り上げて支払うことができるので今は全額支払える能力はなくても、将来収入が増えてきて残価設定分を返済することができ、月々の支払いが終われば車は自分のモノになるのです(ココ重要)。
つまり月々の支払い以外に何もしなければ10年で私のポルシェ911を売却しなくてはいけないのですが、もしかしたら将来出世した私が残価設定した金額も払い終えてくれるかもしれないと考えたのです。
要するに将来の自分に頼ることにしたのです(笑)。
残価設定なんてして大丈夫なのか?
残価設定をしてクルマを買うのが大丈夫かどうかはクルマによります。
残価設定していいクルマとはズバリ、数年後も価値が変わらずに残っているクルマです。
通常クルマは新車から年数がたつごとに価格が下落していきます。
911ももちろんそうなのですが現在はどのモデルの911においても下落傾向が弱まりむしろ価格が上昇しているモデルまであります。
価格が下がらないことは残価設定において何がいいのか。それは月々に支払う金額を抑えることができることです(ローン終了後に車両を売却するつもりの場合)。
例えば、現在300万円で5年後の価値が100万円残るクルマと200万円しか残らないクルマでは支払いの額が変わってきます。
ものすごく単純に言うと前者は5年間で200万円を支払わなくてはいけませんが、後者は5年で100万円だけを支払えば大丈夫です。
ポルシェ911は価値が落ちにくいクルマとされているので、後者の例に当てはまるのです。
リセールが期待できる911のモデルを買えば将来価値が上がってクルマの売却時におつりがくることもありえなくはないです。リセールが高いクルマは元々の販売価格が高い傾向にありますが…。
まとめ:ポルシェ911は専門店で賢く買おう
ポルシェ911は長年のノウハウを持っているような信頼・実績のあるお店で購入しましょう。
そうすることにより、長く乗れる安全な車両を購入できる可能性が上がります。
また、残価設定ローンを使うことによって月々の支払いを抑えつつも維持ができています。
私が残価設定ローンを組んだお店では金利が新車並みに低かったのでそういう要因もあります。
趣味性の強い車は買った後の「どうやって維持するか」の部分も考えた戦略が重要です。
高価な車でもの選び方と買い方に気を配ることによって普通のクルマのように維持できてしまいます。
ポルシェのスポーツモデルはそういう車だと思います。
皆さまの参考になれば嬉しいです。
では。
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